2009年06月08日
西遊記から学ぶものは、多いですねー

  先日、たまたま雑誌を見ていたんです。
  すると、
 『西遊記』が教える問題社員再生の要諦 という題が、
 飛び込んできました。
 これは、
 ”カリスマ・コンサルタント” 『宋文洲さん』
 書かれていました。
 

 

宋さんは、中国からの留学生で、中国人から見た”日本の営業スタイル”の、「ここが変だ」と思い、
”ITコンサルティング会社”を立ち上げ、東証一部上場させたすご腕の社長です。
以前から宋さんのコメントは、鋭く面白かったので、よく読んでいました。

雑誌の一文ですが、『優秀な人材が集まらない』
最近、企業経営者や管理職の方と合うたびにそんな不満を耳にします。
それでは、企業にとって『良い人材』とは、どんなタイプの人なのか・・・。
”まじめで学業優秀”な同じような人ばかり採るのがいいのか・・・。

『西遊記』では、
孫悟空のように能力はあるが自己顕示欲の強いタイプ
猪八戒のように失敗だらけで何のとりえもないが、
           場をなごますには天下一品タイプ

沙悟浄は、何でも指示待ちタイプで影が薄いが、冷静な判断を下し、
           チームの仲裁タイプ。
そして、
三蔵法師は、すぐに弱音を吐く、そしてちょっとしたことで激昂する。
                しかし、部下の欠点を受け  入れる度量の広さを持っている。
長い旅をする上で、同じようなものばかり集めるよりは、”違うタイプの人を巧く活用する”ことで
チームの力が結集され、崩壊を食い止めることができるようです。

人事は化学反応と一緒で、”酸素と窒素”を混ぜ火を付けても化学反応は起きません。
しかし、”酸素と炭素”ならすぐに燃え上がる。
そうした化学反応を引き起こす人事が、会社を伸ばす秘訣です。
なかなか、味のあるコメントです。

優秀な人を採ることに夢中になるより、
『欠点だらけの人を扱う度量の広さ』が重要なんですねー。  
 

 

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2006-09-27