丸嘉、京町家の解体古材をネット販売
木材商の丸嘉(京都T市、小畑隆正社長)は京町家などの解体で出る高品質の古木材を買い取り、
インターネットを通じて販売する。
柱や梁(はり)、蔵の扉など建具、民具を扱い、古材を使った店舗・住宅設計の提案も手がける。
木材卸のアイモク(愛媛県松前町、井上幸一社長)が運営する「古材ぐるめ」のフランチャイズチェーン
(FC)に加盟し、主に京都府内で事業展開する。
本部のホームページ「古材ねっと」に専用コーナーを設ける。
町家の持ち主から注文を受け、買い取れそうな柱や梁を鑑定し、解体業者を仲介する。
持ち主は古材の売却で解体・廃棄の負担が減る。
丁寧に取り外した古材は丸嘉が買い取り、保管する。
京都の本社内にも専用ブースを建設中で、一部を展示し、9月30日から商談を始める。
年商1億円を目指す。
丸嘉によると築100年前後の町家は現在では入手困難な国産のマツやツガなどを多く用いている。 |